「ロサンゼルスは良い経験では終われない。」メダルを目指すパラ馬術・稲葉将選手の人馬一体は難易度高め!

乗馬競技の達人と愛馬のことを表現する時に使われる人馬一体。
乗り手の意思や体重移動が正確に馬へ伝わって、馬がそれに応えてなめらかに、正確に動くさまだ。生まれながら両足に麻痺がある稲葉選手は、馬に稲葉選手の意思が上手く伝わらなかったり、逆に過剰に伝わってしまうことがあるという。稲葉選手の人馬一体は、健常者の馬術競技以上に、馬の特性を理解し、高度な信頼関係を築くことが求められる。
しかも、ポイントを稼ぐ主な大会がヨーロッパでの開催で、乗る馬は現地調達というのだから、さらに難易度が上がっているわけだ。「パラリンピックとか世界選手権とかっていうことにより相性の合う馬を現地で探しています。やっぱり日本からヨーロッパに常に毎回運び、馬を輸送してっていうのは難しいので、そうなってくると、ある程度の期間で馬を現地で探してっていうことになることが、今までは多かったっていうところですかね。」
そうした数々の条件、制約がある中で、結果を出すために稲葉選手はできるだけ長く馬と一緒にいて、馬小屋の掃除、餌やり、ブラシ掛けなどなど、出来ることは全部やる。稲葉選手の必死でコミュニケーションを取ろうとする気持ち、馬にも伝わっているのだろう。
ロサンゼルスパラリンピックに出場すれば3回目。目標を伺うと、稲葉選手は力強く、こう言った。「もう3回目もなったらそれもいい経験だったよねっていうのはもう卒業かなというふうには個人的には思っているので、形になるものを目指して頑張っていきたいなというふうには思います。」
パラ馬術を多くの人に知ってもらうためにも、表彰台目指して頑張って欲しいです。
頑張れ、稲葉将選手!
モリタニブンペイ





