視覚障がい者になって良かった!そう言い切るゴールボール金メダリスト、萩原直輝選手の命のパワー

ゴールボール日本代表・萩原直輝選手からは命のパワーとか、命の輝きといったものを感じた。パリパラリンピックで金メダルを獲った歓びがあふれ出ているのはもちろんだが、萩原選手は人生を本当に楽しんでいるんだと思ったのだ。
目が不自由になったことを受け入れて、鍼灸師という道もあると、ごくごく自然にポジティブに目標を切り替えた。「僕は割と素直に受け入れられたというか、落ち込んだとしても1日ぐらいだったのかなって。ただやっぱり車の運転とか、人の顔とかが見れなくなるのは本当寂しい気持ちはありました。」
萩原選手は視力を失って出会ったゴールボールによって自分の前に開けた新しいパラアスリートとしての可能性にワクワクしながら取り組んでもいるから萩原選手を通して聴くと年間200日にも及ぶ合宿も厳しいトレーニングも楽しかったんだろうなという印象しか残らないから不思議だ。
「目悪くなったからこそ金メダルも獲れたし、目悪くなったからこそ出会えている人、そしてここに今座らせてもらっている、喋らせてもらっているっていうのがあるので。僕は目、視覚障がい者になって良かったなっていう風に思っています。」こう言いきれる萩原選手から、障害のあるなしは問題じゃなく、大切なのは、生きることを楽しむことなんだと教えられた。
ゴールボールはアイシールドをすれば障害のあるなしに関係なく楽しめるスポーツ。萩原選手の次なる目標は、みんながゴールボールを楽しめること。そのためには認知度を上げることが重要になる。そのためにSNSでの発信を積極的に行っている。「ゴールボールを、もっともっとメジャーにしたいからフォローして!」と言っていたが、
フォローした人は競技としての面白さだけじゃなく、明るくて、強い、元気玉ももらえる気がする。萩原直輝選手とゴールボール日本代表を応援して、元気になる。皆さんも、是非試してみてほしい。
モリタニブンペイ